丸太衣料 珈琲抽出専用ネル生地の特徴

先の最も簡単にコーヒーを淹れるにはでは驚かされた 丸太衣料の珈琲抽出専用ネルフィルター。円やか滑らか味ムラがなく非常に飲み易い。色々調べる内に 丸太衣料のサイトでは フィルターごとの生地の違いが分からない部分がある。問い合わせしたところ 社長の鷲野守彦氏が返信してくれました。
以下抜粋です。

いつもお世話になっております。
丸太衣料の鷲野です。

お問い合わせの件ですが、

珈琲抽出専用ネル生地のベースは、両面起毛・片面起毛
共に同じです。

起毛する工程で、片面だけ行うか?両面行うのか?
の違いになります。

これらは、糸自体、日本製の糸を使用しており、
タテ糸に、ポリエステル糸を、使う為、綿80%
ポリエステル20%となり、これらは、目詰まり防止の為に
あえて、加工しております。



  • 今まで私が使っていたネルフィルターは「綿100%」

  •  丸太衣料の「珈琲抽出専用ネル生地」は「綿80%・ポリ20%

この違いが意味することは

  • 抽出スピードが速くなる
  • 目詰まりが起こり難く 汚れ落ちがよい
  • ポリエステル繊維により油脂分の吸収が減る

ということになります。使いやすくて長持ちするというメリット。しかし、抽出時間が速いということは抽出の仕方(蒸らしや給湯)による抽出ムラも起こりやすいが、メッシュと豆の量、注湯による抽出時間をコントロール出来ることになる。私にとって最大のメリットは


  • コーヒー豆をより細かく挽いても目詰まりしにくい

ということです。ペーパーや綿100%のフィルターでは目詰まりしてしまう挽き方でもこのフィルターでは透過してくれるのです。脂質を含んだコクのあるコーヒーを抽出できるということです。



では、両面起毛はどうでしょうか。
鷲野社長によると
「珈琲抽出専用ネル生地」は起毛の片面・両面の違いだけで 生地は同じものを使っている

という。つまり、フィルターの大きさ・形が同じであれば

  • 両面起毛の方が元生地が薄く 密度が下がり 速く落ちる

ということになります。実際に私が入手した以下の2種類。片面起毛も中々速いのですが、両面起毛は更に速く、まごまごしていると蒸らしの途中でお湯が落ちてしまいます。更に細い給湯か、一気に面で乗せる太い給湯か 迷うところです。

こちらが片面起毛「1人〜3人用


(イメージは丸太衣料さんより)
こちらが両面起毛「ネルドリップ3人用

(イメージは丸太衣料さんより)

両面起毛味の特徴

  • 元生地は同じものなので両面を起毛させると生地は片面に比べて薄くなる

  • 片面起毛に比べて起毛は倍になるので表面積は増える

味は 例によって鍋にコーヒー粉とお湯をいれて2分程で漉してみますと、

  • ガツンと力強い重みがある

  • 甘味・円やかさが足りない

という、私の感想。油脂分と微粉は起毛に吸い取られているのかも知れない。



そこで、更なるチャレンジ。丸太衣料のネルドリップ1人用。両面起毛。

(イメージは丸太衣料さんより)

こちらは2枚剥ぎなのがちょっと残念ですが 細長く深いので蒸らしが少し容易になりそうな気がします。また コーヒー粉の層が厚めになり3人用とはまた違う味わいがでるかも知れない。早速入れてみます。

直径65mm。同条件の20グラムのコーヒー粉を入れたら こんな感じ。



実際に抽出してみましたが、底が コーヒー面に付いてしまいました。(-_-;)93mmは長いな。




味は 3人用よりは私の好みに近くはなりましたが、やや硬派。コーヒー粉の層が厚くなり過ぎて雑味というか渋みというかちょっと嫌味を感じます。

私には片面起毛のマイルドでバランスの良い味が合ってるようです。

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