2018年2月14日水曜日

PMA-60 はTripathを越えるか

ルームオーディオ

頭の中 (ヘッドホン) や顔の前 (デスクトップ) で音楽を聞くのは苦手です。部屋で大音量で音場に浸りたいのです。Tripath TA2020-020搭載のD級アンプはフロア型のスピーカーを鳴らせます。バックロードホーンD-70と180cmのDRW-1mkⅡ(ダブルレゾナンスウーファー)を鳴らすのに十分な性能を発揮します。アンプはAccuphase E-301 198,000円 (1981年11月発売)を使っていましたが、音質でTripath TA2020-020搭載のD級アンプLvpinに代替わりしました。
Lvpin LP-2020A を生かす オーディオシステム 
Lvpin LP-2020A+ (Tripath TA2020-020)


D級アンプに欲を出す

D級アンプといえばTripath TA2020-020。中国製のLepayだとかLvpinだとか本物だの偽物だのと言われていますが、チップは同じTripath社製 TA2020-020。コンデンサーだのコイルだの素子が違うだけでそれなりに音色も音質も違いますが共通するのは歪が少なく高分解であること。その中でもLvpinは中低音の肉付きと音場感が特にいいので4台買いました。その4台もケースの蓋をあけると見た目は皆同じですが、音質は微妙に違います。3千円前後ですからご愛嬌の範疇。
Lvpinに一つ欲を言えば、「さーさー」というノイズ。ボリュウムつまみを12時以上に回しスピーカーに耳を近づけるとノイズが聞こえる。アンプを作れる人なら何とかなるのでしょうが私には無理。

国産D級アンプはどうなの?

D級アンプは中国製を幾つか聞いただけですが、ハイテク日本にもない筈はない。
・日本製に期待するのは中国製を上回る、高精度・高密度・高SN比など緻密な製品。
・日本製に期待しないのは製品単価アップのための能書きと余計な音作り。
ググってみる。色々あるが、辿り着いたのはDENON PMA−60。実売5万円前後で高SN・高分解と曰わる方多し。製品はデジタル・ハイレゾ押し。そちら系のコダワリがてんこ盛りだ。接続もUSB・同軸・光・Bluetoothとか。(マニュアル→http://manuals.denon.com/PMA60/JP/JA/)。
私が興味あるのはRCA入力があってスピーカーケーブルがダイレクトに接続できるかどうかだけ。ミニプラグやバナナプラグは接点が増えて音を悪くするだけ。今時の人はそのほうが音が良いとか、古い方法と思っているらしい。撚り芯差し込み式は「ギロチン」のアダ名がついているw。

最近のブロガーはメーカーの手先?

宣伝してるのか、本当に買ってレビューを書いてるのか非常に分かり難い時代になったものです。信用できそうな人が極めて少ない。買ってみるしかないなとなるわけです。(まんまと)

DENON PMA−60 試聴

Amazonの傷有り製品を4万円台で購入しました。
・Source Direct モード
・RCA(アナログ入力)  CDプレイヤー Victor XL-Z711
での試聴です。
・音場感も良く、きめ細かく、歪みも感じない。暗騒音など録音の全てを拾いまくる。
・ノイジーとか癖とか一切ない。欠点が見つからない。
・低音は伸びているが量感が少く感じるのは、寧ろ正確再生なのか。
・安物アンプのガサツさもない。高級プリメインにありがちな肉太な音作りや色付けもない。
中国製と比べるとSN比が良いのか更に静かになった気がします。Lvpinは3,000円前後、PMA60は実売五万円前後。一聴しただけなら、プラス40,000円以上の出費の意味を見いだせない人もいるでしょうね。もう一つ期待以下な感じがします。PMA60は本体は勿論、リモコンも外見や質感に金をかけている。PMA-60からコダワリ部品を全て取っ払って安いアルミケースに入れたら、Lvpinと同じか、或いはLvpinの圧勝かもしれない。そんなものを作ってもDENONさんの儲けはほとんどないわけですが。
・Source Direct モード
・Coaxial (デジタル入力) CDプレイヤー Victor XL-Z711
念のため同軸デジタル接続を試してみました。とはいっても手持ちのケーブルはテレビのおまけのRCAコードしかありませんが取り敢えずはそれで。「Optical Degital Out」(光学…)とCDディスプレイ(液晶ではない!?)に表示されますが光ではなく「Coaxial」同軸デジタル接続です。昭和時代のご愛嬌。PMA-60の表示は大丈夫。


同軸デジタルという接続そのものがオーディオ界ではあまりいい評価を聞かない。ところが同軸デジタルの音質は圧倒的です。ダイナミックレンジ・立ち上がり・スピード・… 、どれをとっても圧倒的に同軸いいです。アナログの大人しさ、優等生な感じは消えてぐいぐい来ます。オーディオファンにはデジタル同軸がいいと思います。私には同軸デジタル出力できる機器はCDプレイヤーのみなので断定するには値しないかもしれません。
USB-DAC(デジタル入力MacBook Air (13-inch, Mid 2011)

これは頂けない。全体に音の粒が潰れてひどい音。元気というよりは煩い。このMacBook Air (13-inch, Mid 2011)の出力が酷いのだと思う。






最後に、
・Bluetooth MacBook Air (13-inch, Mid 2011)
・Bluetooth iPhoneSE

Bluetoothでは MacBook Air (13-inch, Mid 2011) の汚名返上。これは中々いけます。







iPhoneSE もBluetoothでの音質は同程度。


でも、同軸デジタルに比べるとソフトでゆるい感じ。


最後に、光伝送。ケーブルはAmazonで買った500円前後と800円程度のもの。大差ないと思います。PMA-60には光入力端子が2個あるので助かります。



・CDプレイヤー Victor XL-Z711
・Apple TV (第3世代)
・SHAR PAQUOS TV
どれを繋いでも、光デジタル伝送が 一番のパフォーマンス。どの楽器も・声も・締まって・伸びやか・パンチが効いて素晴らしい。曖昧さが感じられない。低音というものはこういう音だったのかというくらい引き締まっている。更にダイナミックレンジが広いと感じる。聞き慣れた筈のいつもの音楽に我を忘れて聞き入ってしまった。PMA-60のDACはかなり良いのだと思う。接続相手次第でまだまだ余力がありそう。
 光イチオシです!!
音の良い順に並べると、
・光伝送
・同軸
・Bluetooth
・RCA
・USB
という結果です。接続するソースやプレイヤーの性能も大いに関係あるので一概には言えませんが。


PMA-60はTripath TA2020を越えるか

PMA-60の音が明らかにLvpinの音を上回ると思ったのはCoaxial (同軸デジタル入力)で Victor XL-Z711を聞いたとき。他の部分では費用対効果に値するかどうかは微妙だと思います。相変わらずコスパではTripath TA2020の圧勝です。
オーディオは上を見ればキリがない。私はPMA-60を買ってしまったのでこれを使い続けるつもりですが、まだ持っていない人はTripath TA2020を使い続けたほうがいいと思います。
しかし、格安中国製アンプは消耗するのも早いと思われます。次に買い替えの必要に迫られたら、Tripath TA2020のチップを使ってオーダーメードするか、または自分で作るかです。
どちらも現実的でないと思う人は人はPMA-60を買いましょう。PMA-60のフルデジタル光伝送接続は圧倒的です。アナログアンプに5万円〜20万円の予算を割くくらいなら、PMA-60の方が文句なしにお得です。特に、昭和のオーディオマニアは「次元の違う音」(フルデジタル)にはじめは戸惑うでしょうが、聞き込む程に、過去を捨て去るほうが懸命だと諭される事になるでしょう。




ラック内の左の縦置がPMA-60。右隣の小さいの3台が Lvpin(もはや飾り化) 。その上が CDプレイヤー Victor XL-Z711。その左がAppleTV。テレビはAQUOS。何れも音声は光デジタル伝送接続になりました。